luckystrikeyokoの人生はぼちぼち

モータースポーツ好き・旅行したり写真撮ったり・ドイツ暮らし

私のヨーロッパ生活つれづれ、あれこれ(2013年4月)

4月6日に日本を起ち、バレンシアに来て4月が終わりました。
今月のことと今の気持ちをまとめて雑記を書きます。


まず海外に来てなにか新鮮なものがあるかといえば、もちろんYesです。
環境が変わりましたし言葉も通じないし。


しかし「わー、海外だー!!!」というわけではなく、ワクワクした感情はない。
追い詰められた感もないし焦りもない。
その理由は、以下になると思う。

 1.必ずしも毎日いつでもスペイン語を必要とせず、生活ができている。(学校
   には日本人もそこそこいる)
 2.30歳である。
 3.いまここにいることに集中している

2.はでかいと思いますね。若い年齢であれば、つまり10代や20代であればワクワク
した気持ちで海外に滞在していると思いますが、そういう年ではないし、ある程度落
ち着いて物事をみたり、海外なんだからいろいろ違って当たり前だよな、と妙に落ち
着いた気持ちでいます。
オープンな気持ちで、郷に入れば郷に従って生活してこの空気を感じたい。というの
が素直な気持ちです。

また、私自身が静かな生活を求めているこということ。

1人になりたかったのが、私の求めていたことなんでしょう。
たまに1人でいて寂しい気持ちになることもありますが、あえて他人に干渉されず1
人でいることがいまのポイントだと自覚しています。
1人で自分と向き合い自分の膿を吐き出すことを私自身が求めているのではないかと、
いまになると思います。
その自分と向き合う為に、ときどき瞑想しています。
瞑想は昔からやっていることですが、ここでは時間もあるしなるべく続けています。


もちろん日本でもそれはできることで、わざわざ金払って海外に行くこともなかろう
に、という意見もあります。自分自身ですら思います。
ただヨーロッパに来たのは、blogの最初の頃の記事にも書きましたが一度は行ってみ
ようじゃないかという気持ちがあったし、なによりこの土地になにか縁があって自分
で決めたことです。
カナダでもいいしイギリスでもよかった。でもスペインとドイツがよかった。
それが何なのかは、この先見つかるでしょう。日々を丁寧にくらし、自分に空きスペー
スを作っておいて、いつでも、何が来ても受け入れられるようにしていたい。



今後のことに関しては、なにをするのか、言語のことやお金など考えればよくわからな
い焦りが出てきますが、余計なことを考えて自分勝手に自分に圧迫をかけ、結果、今こ
こにいることをおざなりにするのはイヤなので、あまり考えないようにしています。

なるようになるし、お金がないなら働けばいいな、と楽観的に考えることにしました。
もちろん、例えばこの後行くドイツで必ずしも職(バイト)が見つかるかとは言えない
し、ドイツ自体が外国人に職を簡単に渡すような国でないことは、現実的な視点で理解
しています。


日々のルーチンの中で、写真と散歩が重要な位置を占めるようになってきました。
学校が13時半に終わった後の時間は自由なので、FXで小銭を稼ぐか(お金のこと、やっ
ぱり心配なんじゃん(苦笑)まぁ大人ですから。)、散歩しつつ旧市街や海に行ったり、
途中立ち止り写真を撮る。
これを週に2,3回やる。写真をtumblrにupする。他人の写真を見る。

このルーチンが何を生み出すのかわかりませんが、これを続けることをなんとなく自分に
課していることがいま必要な気がしています。


散歩していると気づけば3,4時間歩いていることもザラです。
東京で働いていたころには考えられないことです。これだけ時間が伸び縮みすることを、
この年になって、この土地で実感しました。

今の気分は、とても落ち着いていて、不安のない良い状態です。
ここに来たことを後悔していないということを、去年の夏の私に感謝しつつ今日も瞑想
して眠りにつきたいと思います。
明日のスペインは、祝日です。

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