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モータースポーツ好き・旅行したり写真撮ったり・ドイツ暮らし

海外暮らしについて、ドイツで生活していて好きなこと

10月3日は東西ドイツ統一の日です。
 昨年はフランクフルトで統一イベントが開催されており、旧市街の観光エリアや市内そこかしこで統一に関するイベントが開催されておりました。ドイツに関するクイズ、どれだけこたえられるか、とか。



さてさて。

とりあえず海外行ってみよう、とのこのことスペイン、そしてドイツにきて3年超えました。

スペインに行きたい気持ちが強かったのとドイツに関しての興味は車くらいしかなかったもんですが、思いのほかゆっくりのびのび過ごしたワーホリの時期と、その後幸いなことに仕事を得て、 まだ日本に帰らずなんとか生活できています。

ワーホリの頃に出会った人たちはドイツ好き!とか大学時代にドイツ語を習っていたというドイツに縁のある方々が多いのですが、特に興味のない自分でもこうして普通に居住できています。

これはひとえに職があることと仕事で英語が通じること(駐在でない場合はドイツ語も必要です)、来独前の期待値が低かった…というより何も知らなかった(パリ症候群のようなものがない)、母国である日本と比べて高すぎず低すぎない物価(食べ物や生活に必要なもの)、なんだかんだ移民や外国人が働いている先進国である、環境汚染が少なく交通(車含む)が発達していて生活しやすい、というのがポイントなんじゃないかと思う。

これはドイツに限らず、先進国でなくとも経済力が向上している国や職がある国であれば当てはまることだと思う。
それにアジア各国ならば、ドイツに比べれば食事は確実に日本人に適していてよい。私はドイツ料理はあまり食べないが、タイ料理や中華料理と自炊で食に関する問題をなんとかしのいでいる。
日本人の友人達とクリスマスマーケットをいくつか訪問し、ベルギーで中華料理屋に入って食べた麻婆豆腐のおいしさやドイツに帰ってきて食べたお粥のおいしさは、わかる人にはわかるであろう。

話がそれた。えーとアジアがいいとかそういうのじゃなくて。(おいしい中華が食べたいな…)


まぁ、とりあえず海外に出るってすごいことではなくて、行ってみようと思っていってみてもいいんじゃないかということ。

ただやみくもにいっても職がすぐ見つかるわけではない。

私が職を得れたのは、バックグラウンドとして日本で9年間ITエンジニアとして働いていたことと、多少なりとも仕事で英語を使っていた(メールベース)こと、ワーホリ時代に語学学校で英語コースを取っていた。

海外で職を得るのは運とタイミングもあり、私は今の職を得たときに大きな運を使った。なにしろ、今のジョブはかなり私の経験とスキルと合致していたのもあって会社に気に入ってもらえた。ビザサポートも頂けた。
その後の現在、転職しようとしてもなかなかインタビューまでたどり着けてない。さもあらん、日系企業のIT人材なんてポジション数は少ない。小規模であればだいたいITだけでなくGeneral Adminも兼ねていることが多くその場合はドイツ語が必要。中規模以上になればほぼローカル化しているのでそれももちろん英語とドイツ語、そしてドイツのローカル企業や外資になれば、言わずもがな、ドイツ語のできない・労働許可のない・ドイツの大学を出ていない人間を雇うはずがない。
よほどニッチな業種かそのポジションと経験が一致しない限り、労働許可のステータスとドイツ語力は少なく見積っても70%は重要、話はそれからだ。

(若い子で経験が少ない場合は、職種にもよるが、ITの場合は英語が話せるプログラマーであればベルリンのスタートアップも視野にいれていいだろう。ちなみに私はプログラマーでなくインフラ屋なので、このあたりの仕事は全く視野にはいらない。 )

こちらでずっと職を探しているのに日本で2週間で職がみつかり帰国した、という話も聞く。知り合いも、転職活動がうまくいかなかった結果日本で働いている人もいる。

ジタバタしてもしょうがない。次の滞在許可更新のタイミングで労働許可が不要になる(会社のビザサポートが不要になる)のでそこまでゆっくりドイツ語に集中することにした。
仕事に必要なのであればまずはとにかくやるのみ、ドイツ語を身につけるのみだ。




UKであればまた話は違うだろう。仕事だけでいえば、何度かUKに行こうかと思ったこともある。UKにいけば英語に集中できるし仕事のポジションもドイツよりたくさんある。
それでも労働許可問題がついて回るのは言わずもがな。


だけど、せっかくだから、こうなりゃ、英語もドイツ語も話せるようになってトリリンガルになってやろうじゃないか。そして、なんだかんだいって今のドイツ生活を気に行っている。Das gefällt mir, in Deutschland zu leben.

長々と書きつづってきたが、ドイツでの生活の気に行っている点、好きなことを書いてみよう。ちなみにけっこう地味です。 他の人がblogで書いているのとほぼ被る…まぁ地味にじわじわ過ごしやすい、ということです。


1.どこでも見えるドイツ車
 ポルシェ、BMW、メルセデス、アウディ、VWがそこかしこの路上に駐車している。そしてそれが普通なのです。生活視野の一部で当然のごとどこでも見れるわけです。
これはまぁ…私がモータースポーツ好きだから。
 
2. 旅行のしやすさ
地上ならば長距離バスや鉄道が整備されていて旅行しやすいというのは欧州の良いところ。車があれば、アウトバーンで小さい町を訪れるのも楽しいでしょう。
これはドイツというよりフランクフルトである利点で、空港が近く欧州内へのアクセスはピカイチ。(その分、騒音問題もあることはお忘れなく。 )

残念ながらひとつ問題なのは、フランクフルト中央駅の長距離バスストップエリアが完全に整備されるのを待っています。少しずつよくなっているんですよ…。

 3.自然が近い(森、川)
個人的な嗜好で川が好きです。水が流れているのがいいんでしょう。海の近くで育った人間ですが、海はさすがに遠いので川で満足しています。ハンブルグとかブレーメンとかだともっと違うのかもしれません。
電車で30分も走らずにすぐ森、緑が見える。欧州は都市設計が良いというか、街の中に必ず人が憩える公園や自然があるのは尊敬している。

4.BIO製品、Vegan食、グルテンフリー
BIO信者というほどのことでもないですが、まぁ好きですよ。スーパーの食品ばかり食べるのもあれなんで、たまのローテーションに入れる分には財布には痛くない。
化粧品と紙ナプキンは常にBIOショップです。高いと言う人もいるけど、デパート化粧品よりは安いしコスパいいですよ。
自分はそうでもないのですが、高校時代の友人にアレルギーやアトピーの子がいたので、 スーパーで買える食品以外の選択肢があり、比較的簡単に手に入るというのはありがたいことだと思うのです。

 
5.以外と四季がある
ドイツの冬は長い。夏は短く秋は悲しいほどすぐ過ぎてしまう。日本のようにキレイに春夏秋冬を感じることはできない。
だけど、春には春の食べ物がありイースターがあり、 夏にはとにかくじりじりとサングラスがなければきびしい日差しを感じ、秋には紅葉とフェダーバイザー・収穫後のワインとともに短い季節を惜しみ、冬はクリスマスマーケットと長く暗いけれど雪とともに春の訪れを待つ。



衣食(住)足りて礼節を知る。 国にこだわりがなければ、仕事と滞在許可がクリアできれば、人間どこでも生きていけるものなのかもしれません。

日本にいたくないという私のワガママを叶えてくれているドイツに感謝しています。

だけどもだけども、ドイツ料理だけは、最後の晩餐にはしたくありません。おにぎりとみそ汁とたくあん、これです。


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