実家にある荷物を片付けてスッキリした、の巻
6月に2週間ほど日本に帰国しておりました。
今年帰るかどうかあまり決めてなかったのですが、ANAのキャンペーンで国際線+国内線込み600ユーロという素晴らしい価格に「こりゃいま乗るしかない」と即決。
さて今回の目的は手続き系と実家の荷物の片付け、そして友人の訪問。
手続き系は銀行で住所変更のこと。日本出る前に兄貴の所に居候していてそこにしていたのですが、兄貴が結婚を機に引っ越して、かつオンラインで住所変更ができず。 クレジット機能付きのカードなんで、更新時に受け取れないと(クレジットは使わないけどカードを受け取れない→最終的に口座凍結になる)困るな、ってことで実家の住所へ変更。
(ちなみに住所変更には、いま海外だけど来年帰ってくるかもしれないししばらく実家にいるのでカードの受け取りはなんとかできる、と伝え、実家宛に郵送される兄貴の年金レポートの宛名コピーと、兄貴との家族証明のために戸籍謄本を持参した。実際、窓口の方はこれを目視確認してOKだった。)
2つ目のタスク、実家の荷物の片付け。前回の一時帰国では一部の本をドイツに持って帰ってきた。今回は残りの本と食器。段ボール一箱に詰め、船便で送った。問題がなければ2,3ヶ月後にはドイツに着くだろう。
残っているのは服とCD、どれももういらない・使わないものばかりで捨ててくれと兄貴に依頼した。CDは段ボールひとつ分あるので、中古屋に売れば甥・姪のお小遣いくらいにはなるだろう。これで実家にある私の荷物は実質ゼロになった。
「この家に帰ってくることはしばらくないな」
「(この状態なら)しばらく日本に強制的に帰省しなければならない理由はないな」
運転免許を失効しても、ドイツのものを日本へ書き換えできる。銀行口座は残っていたところで痛くもかゆくもない。銀行が口座維持費を請求するような経済環境になれば、即解約するだろう。
でも、そういう現実的なものとはかけ離れたところで、思ったのだ、「ここ(実家、地元)に私のものはもう何もないな」と。
実家からとにかく遠くへ遠くへ行きたいと思って、いまや海外にいる状態で、必要なものは全て今の自分の身の周りにあって、もう実家に戻ってくる必要もなくて、いつの間にか希望が叶っていたことに気づいた。
単身で海外来て仕事があって一人で暮らしてちょっとでも貯金ができるほどの給料もらって、税金や年金もちゃんと払ってるし、文句がなきゃある程度の生活水準で暮らしていける。日本のこれがどうしても欲しい!というものもないしドイツで得られるもので暮らせる。経済的自給自足というのだろうか?今住んでいる場所にあるもので生活すること・・・ができている。
たいして何もしていない人生だと思っていたけど、いままでの自分の人生、過去自分がいた場所、そこから今の場所まで道はできてるし、その間何もしてなかったわけじゃなくて、やりたいことやって進んできたんだなぁ。
ちょっと自分をほめてみよう。やるじゃんあたし!
それと、ちょっと考えてみよう。これからのこと。
いつか日本に帰るのか?という問いに「予定は未定」という曖昧な返事をしてきた。「ドイツ人と結婚したら残る」「ずっと独身なら考えるかも」。いつもタラレバの話。でも真剣に考えたことがなかったのよね、今の自分はどうしたいのか。
いまのフラフラした独身貴族状態も気楽だけどやっぱり一緒に暮らすパートナーが欲しいし、一人でドイツに住み続けるにしても、個人年金も始めたい。
ちょっと真剣に考えてみよう。これからのこと。
今回の帰省は予想外にいろいろよかったな。
eod