luckystrikeyokoの人生はぼちぼち

モータースポーツ好き・旅行したり写真撮ったり・ドイツ暮らし

一人でできることを満たした、満たされた状態とこれから

転職に伴い車を買い引っ越しして通信大学を始めて…新しい生活になって約1、2ヶ月。

以前ならば次の旅行先を探してたけれど、今はそれほど旅行欲もないので週末は通信大学のメディアを見てるかネットで部屋の家具探ししてます。

 

そんな中、ふと、私はこれからどうしようという思いが頭をよぎる。

足りないものがない。

海外で生活し一人で貯金含めて生活できる給与を得、ある意味贅沢品でもある車を所有し、会いたいと言ってくれる友人、そして私を好きでいてくれる恋人がいる。不満のあった部屋から引っ越して今は広いキッチンもバルコニーも付いてる、一人暮らしには十分な広さの部屋に住んでいる。ドイツに来た頃に「いつか…」と思っていた生活のあり様を、私は今手にしているわけです。Ms. Independent (by Ne-Yo)を引用すればShe got her own thingならぬI got my own thingです。Car and the crib she 'bout to pay 'em both off, And bills are payed on time, yeah. - (私は車の返済はまだです。。)


Ne-Yo - Miss Independent

わたしゃこんなセクスィーからはほど遠いしボスでもない(^^; You're everything I need なんて男性に言われてみたいもんですね。

 

少し話がそれます。通信大学のメディアスクーリングで、経済学特講(資本と利子から経済を考える)を受けています。その中で教授が資本主義の歴史と現在のマイナス利子について説明した時ハッとしました。「マイナス金利というのは、資本が充足した証と言えます。これまで資本が足りないから工場の建設などに投資し、企業活動を行い、その結果利子を得て資本を増やしてきたのが、資本を積み上げる必要がない、つまり資本が足りた状態になったということです。投資による利子を得る必要がないのです。」(言葉の選び方がおかしいかもしれません。私の理解が合っているかどうかはおいておきます)

 

この講義を聞いたとき、私は今まで、私自身の資本が満たされていない状態だったのかと考えた。

一人でできる限りの努力で、私が希望してきた充足を満たしたのが今の私の状態。もちろん一人でできたことではありません。でも、なんというか、自分でもわからなかったけれど、今まで私は足りない状態でそれを満たそうとここまできたのだ。私の人生のひとつの到達点。35歳。早いんだか遅いんだか、辿り着いたんだなぁ。同級生達は既に2人子供産んでる人もいるしキャリアアップにもっとガンバってる人もいる。皆それぞれ、みんなに足りない何かを埋めるように生きているのだろうか。

 

これと似たようなことの話。ちょっと前からなんとなく感じていたのは、これからは作りたいものを作っていく人生になる。ロールモデルもない、私が自分のレールを1パーツずつ組み立てていく。何かと先例がないと困ってしまう私だけど、先例なく私のあり様がこれからを作っていく人生になる気がしている。

 

そしてこれまで一人でなんとかしてきたのは、他人にコミットするのが怖かったから。それは自分を見せるのが怖かったことでもある。一人なら間違っても転んでも自分で責任取れるし言い訳もできる。これからは、他人に対してコミットしていくのが私の人生のひとつのテーマなのかもしれない。他人の前でもありのままでいること。恋人、友達、同僚や近所の人たち、旅先であう人、彼らと接していく上で私は私のままでよくて、なんとなくいい人である必要はない。変な人と見られようが恐れる必要はないのだ。

特に恋人に対してはパートナーとしてコミットしていきたい。家を買うとか、家庭を作るのか子供を産むのか、いろいろと考えうる未来がある。まだまだわからないけれど、彼の人生と私の人生とがクロスして生まれる何かを大事にしていきたい。そう思えるのは、彼自身が私を受け入れてくれている安心感からくるものであるし、また私自身がやっと私自身を受け入れたことの証だと言える。

 

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