【ドイツで投資】Mintos(P2P Credit)を1年やってみた結果とSteuererklärung備忘録
ETF、株式投資に加えて、P2P Creditもやっております。1年ほど経ちましたのでここで結果をご報告。さらにSteuererklärung(確定申告)もやったので、どこに記載するのか備忘録も兼ねて。
P2P Creditとは
ざっくりいうとお金もってる西ヨーロッパから通貨の弱い発展途上国に間接的に個人対個人でお金貸しするサービスです。貸し出し元は西ヨーロッパに限らないけど、投資先の国はだいたい発展途上国。投資先は株ではなく、ローン。間接的というのは、PlatformとしてMintos機能しており各国のローン業者のAssesmentもMintosがやっているので、Investerはお金を預けるのみである。ローンの内容はビジネス、車、個人、農業、住宅ローンなど。投資先の国をみるとUKとかフランスもあるけど、全然見ないですね。私のポートフォリオにはデンマークが数件あるくらい。
そんなんで儲かるの?と思いきや、平均リターンは10%を超えるという。もちろんこれは平均であって、想定リターンは最低5%くらいから、投資内容によっては損したとネガティブなこともYoutubeで探せば出てくる。そこはPortfolio作るときに要注意です。
Mintosとは?
Mintosはラトビア発の企業。自動で投資先を配分してくれるAuto Invest機能があり、画面もシンプルで見やすく使いやすい。といってもいったん投資対象を選んでStrategyを作れば、余程のことがない限り放置するのみ。
P2P Platformの2021ランキングでは3位。上位2社がREIT系と考えると、MintosはVariousなローンが対象なので総合的な投資platformとしてはトップと言えるのかも。それにしても東欧発が多いですね。
P2P Plattform Rating 2021 – Finde die sichersten P2P Plattformen
口座開設はとても簡単で全てオンラインで完結。個人認証はオンラインにパスポートの写真をuploadするのみで簡単。下記に友達紹介リンク張り付けておきます。
https://www.mintos.com/en/l/ref/H9AADK
他とのサービス比較(ドイツ語)
下記動画だとInvest&Accessがあるけど、今はもう出てこない、少なくとも私のメニューには出てこない。
Mintosで自動投資設定方法(ドイツ語)
相変わらず早口なおにーさんですが、このやり方だとリスクの低いローンは避けられるかと。画面はちょっと違うかもしれません。
投資対象を選ぶ際は下記4つがポイントになるかと思います。
・Primary marketかSecondary market
・Mintosのリスク評価スコア
・ローン内容
・buyback obligation有無
Primary/Secondaryとは:
The Primary Market is a place where lending companies offer their loans to investors. It’s the main market on Mintos.
The Secondary Market is a place where investors can place their investments for sale to other Mintos investors.
⇒Primaryはlending企業がInvesterにオファーするのに対し、Secondaryは既にInvesterが投資しているローンを他のInvesterに売るマーケットです。前者はAuto Investが可能で、ただし投資対象が住宅ローンやビジネスローンなど長期的などの為、流動性は低いです。ただPortfolio内の個別ローンは売却することができます。それが後者で、マニュアルで投資対象を売り買いするためPrimaryよりも流動性が高い、ただAutoInvest対象外です。(でも今ってAuto Investのみのはずなので、この辺りはちょっと不明)
buyback obligationとは:
A buyback obligation is a credit enhancement given by the lending company or other entity to the investor for a particular loan, that confirms the lending company will repurchase the loan from the investor if that particular loan is delayed by more than 60 days.
⇒60日以上の返済遅延が起きた場合、lending企業がinvesterから投資対象ローンを買い戻す、というものです。投資家は遅延のあるローンを持たなくて良いので、健全なPortfolioとなりますかね。
リターンは?
さてさて結果です。2020年、お試しということで少額から始めようと最初に700ユーロ、途中で300ユーロ追加して放置しました。
ちゃんと10%のリターンで100€以上のInterestが出ています。このリターンはPortfolioで自分でターゲットを設定することができ、Auto Investであとは勝手にやってくれます。高すぎると本当にその通りになるかはわかりません。私のStrategyでは10%~maxの30%に設定しているけれどこの結果です。もっと高いリターンを求める場合、その分投資対象をbuyback無しにしたりする必要があるはずで、その分返済遅延やデフォルトなどのリスクも高くなるはず。
今後も続けるか?と言われればYesです。ただここに100万も入れる気にはならないですね。それならETFや株を買います。Mintosに入れるなら最大で5000ユーロくらいかなと考え中。それでもPassive incomeで年に500ユーロのリターンって結構スゴイですよね。高配当ETFでもその4倍くらいの投資額が必要ですから。今のところは、最初に作ったStrategyが72か月なのであと2年ほどはMintosを使います。ETFや株は先取り貯蓄で投資して、Mintosには月末に余った少額のお金をちょこちょこと放り込む場所にして使い分けてます。
Steuererklärung(確定申告)での記載
#1 interestの年間額レポートを取得
MintosがTax Reportを作成してくれる国にドイツが入っています。といっても内容はすごくシンプルで、指定した期間のInterest総額が記載されたのみ。
MintosのメニューからTax Report
国と期間を選んでSubmitすると結果がメールで送信されます。
#2 確定申告書に記載
私はWISOのオンライン版で確定申告しているのでその画面を載せます。
Sparer und Vermieter > Zinsen und andere Kapitalerträge > Übrige in- und auländische Kapitalerträge
Neuer Eintragでmintos用を追加
Ausländische Kapitalerträgeに記載。外国口座で株の売買で損益が出たわけではないので20-22は不要なはず。※Zeilen 19などの番号は年により変化します。
以上です。
※投資には少なからずリスクを含みます。自己判断、自己責任にて行いましょう。
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