luckystrikeyokoの人生はぼちぼち

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IT業界≠(≒?)インターネット業界

日本でもドイツでも、ときどきニュースを見ていて感じるのは、掲題の図式が、「≠(もしくは≒)」ではなく「=」が一般的なんだなあ、ということ。(いや、ドイツは多少は理解されてるかな?)

 

大枠でいえば「IT業界はインターネット業界を包括している」から「IT業界≒インターネット業界」と言えるんだけど、完全イコール(=)じゃない。たとえば就職の際に、マイクロソフトに就職するのと、facebookやDeNAに就職するのは違う。前者はIT企業、後者はインターネット企業。
それにインターネット企業は、IT企業のクライアントでもある。つまり、IT企業のサービスを受ける側。



それこそ10年くらい前ならgoogleとかyahooもIT企業だったけど、いまはインターネット企業というほうがしっくり。昔は細かい分類もなく、とにかくごっちゃでIT企業って感じだった。今はgoogleもOS作ったし物理デバイス出して来たしIT企業とも言えるが、インターネット企業の特色のが濃いね。yahooは依然インターネット…かな。amazonもクラウドやってるけど、クラウドって大概インターネットありきだしなぁ。



んじゃ、IT企業とインターネット企業の違いってなによって話は、私としてはシンプルに、「インターネットがないと成り立たないサービスを提供している企業」なのか、「インターネット以外でもIT技術でビジネスをする企業」かどうか。

 

HW・SWのプロダクトメーカーやSI・アウトソーシングの会社は、企業向けに製品・技術・サービスを提供。社内業務なのでインターネット(WAN)がなくても企業内LANで業務を回す。インターネット企業のビジネスは、IT技術と当然インターネット(WAN)ありきで、その上に乗っかってるサービス。
IT企業はその根幹の技術とシステムを提供している。(あくまで私の定義ですが大枠は間違っていないはず。)例えばphotoshopとかはインターネットがなくてもソフトウェア一つ提供して写真の仕事ができりゃーいい。



私が違和感を感じた具体例として、東京都知事選のニュースを見ていたときに家入氏が出馬を表明したときのこと。

 

http://kai-you.net/article/2864
『家入一真さんは、IT業界ではその名を知らぬ人はいない連続起業家です。』

 

いや、オレ知らない…。まぁ上記文章は言いすぎ感があるにせよ『インターネット業界では』という書き方なら違和感はないかなぁ、と思った次第。

 

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